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アライグマの生態について

おはようございます。

令和7年12月22日 月曜日

駆除研究所 日東防疫株式会社 (筑紫野オフィス)  濵松孝一です。

先週に続いてアライグマついて知って頂きたいと思います。

今回は生態についてです。

まずは形態ですが大きさは頭胴長(体長)は40㎝~60㎝程度で尾長は20㎝~40㎝ぐらいです。

頭から尻尾の先まで入れると60㎝から大きい個体は1m(100㎝)にもなるのです。

なかなかの大きさです。

体重は大きい個体は20㎏ぐらいまで大きくなるようです。

体毛は灰褐色で目の周りから頬にかけて黒い斑紋がありタヌキと間違われることも良く有ります。

タヌキとの違いは長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが特徴です。

生態としては森林や湿地・農耕地、都市部など幅広い環境に生息しています。

基本的に環境に対して適応能力が物凄い高いのです。

住処としては自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴や木の洞などで休んでいます。

元々の生態での住処ですので私たちの天井裏などは似たような環境なのでしょう。

さらに、水搔きはありませんが泳ぐことも出来て後ろ足で器用に立つこともできます。

木登りも得意で地上から屋根上まで立体的な行動が出来ます。

行動範囲は基本的に1㎞~3㎞の範囲で人の近くにいる個体は狭い範囲に多くの個体が住み着くようです。

オスの行動圏の方が広くてそのオスの行動圏の中に複数のメスの行動圏が共有しているのです。

食生活は雑食性でとても広い食性なのでなんでも食べてしまいます。

人間の生ごみもあさったりします。

繁殖期は長いようですが基本的には2~3月頃で1頭~7頭程度の出産で多くの場合は3~4頭程度です。

一度目の繁殖が失敗しても2度目の発情が存在してその場合は夏に出産することもあるようです。

個体の力も強く繁殖力も高い・・・

だから、どんどん個体が増えて被害も右肩上がりに伸びていっているのでしょう。

このような困ったアライグマですのでしっかりと生態を把握しながら適切な防除対策を講じていかなければなかなか被害が抑えられないのです。

年々気候変化も激しくなり動物の動きも大きく変わってきていますのでしっかりと私も対応していきたいと思います。

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