福岡でアライグマが大量発生
おはようございます。
令和7年6月16日月曜日
日東防疫株式会社 駆除研究所(福岡オフィス) 濵松孝一です。
先週は梅雨時期と言うのに雨も降らずに暑い日々が続きましたね。
熱中症に本当に気を付けないといけないこの頃です。
気を付けないといけない事が近年は様々な方面で多くありますが私の業務系で言えば昆虫や動物被害です。
今回は動物について
近年は福岡県でのアライグマの被害相談が本当に多いですね。

相談のご依頼を頂き調査をさせて頂くとイタチやテンの古い形跡がある中でアライグマが被害を出しているケースをよく見ます。
日本古来種であるイタチやテン(一部は外来種)が家屋の天井裏に侵入していましたが外来種のアライグマが横取りしている状況になっているのです。
困ったことにアライグマ対策のみをしているとアライグマは家屋に浸入できなくなってもイタチやテンがここぞとばかりに戻ってくるのです。
ですのでアライグマ対策を行う際はネズミやイタチ・テンの対策も同時に行う必要があるのです。
アライグマが侵入できなくなってもネズミやイタチ・テンが代わりに入ってくるととても残念な結果になります。
費用を大なり小なり掛けても違う動物が入ると気持ちが病みます。
ですのでなるべく一度で可能性を含め問題解決につながるご提案を心がけております。
そんなこの頃のアライグマ事情ですが困ったことに外来種で害獣であるアライグマですが・・・
被害をだしているアライグマですが・・・
どんな理由があっても勝手に(無許可)で触ったり捕まえたりしてはいけないのです。
日本には自然動物保護法と言う法律がありましてどんな理由があっても自然動物を勝手に捕まえたりしてはいけないのです。
ちゃんと続きを行わないと法律に触れてしまい大変なことになります。
皆さん本当に気を付けてくださいね。
それにしてもアライグマはこの時期はまだ育て中のケースが多いです。
時期的に子離れが近いですが
子供もかなり大きくなってきて来ている時期で母親の後ろをついて外にでて経験を積んで独り立ちの練習をしていることが多くなってきます。

ですので調査でお伺いすると大きなアライグマの後を小さなアライグマがついて移動していくのを見たという事をよく聞きます。
それにしてもアライグマは決して悪くはないのです。
アライグマも一生懸命に生きているのです。
命いっぱい生きているのです。
悪いのはきっかけとなる初めのペットとして飼っていたアライグマを無責任に大きくなって飼えなくなった個体を野に逃がしたことが始まりです。
私たちのお仕事は命を奪うこともありますが無駄な殺生はしたくはないですね。
各拠点の事務所には慰霊碑を置いておりますし年末には供養も必ず行っております。
色々なご依頼がありますがお客様のご希望をしっかりと伺ったうえで問題が解決に向かうご提案をしっかりとさせていただきたいと思います。
今週も熱中症に気を付けながら安全第一で進めて行きます。
