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不快害虫の生態
トコジラミ (床虱・南京虫・床虫)
形態 | 成虫は体長が5~8mm程度に成長し、扁平楕円形で赤褐色です。 |
分布 | 日本全国に分布しており、一時はほとんど見られなくなりましたが、近年外国人観光客や旅行者を通じ、海外で大発生したトコジラミが日本に入ってきているようです。 |
被害 | 吸血の際、唾液に含まれる物質が引き起こすアレルギー反応で、激しいかゆみが生じます。また、トコジラミはシラミの仲間ではなく、セミやカメムシの仲間であるため、カメムシのような悪臭を発します。現在のところ、トコジラミが媒介する伝染病は確認されていません。 |
生態 | 暗いところを好む為、昼間は部屋の壁や柱の割れ目、家具類の隙間、畳の隙間、コンセントの隙間、ベッドの裏、絨毯の裏などに潜伏し、夜間になると徘徊して就寝中のヒトなどを吸血します。体重の5倍程度も吸血し、潜伏場所に2ヶ月以上、毎日1~5個産卵します。寿命は3~5ヶ月程です。 |
タカラダニ
形態 | 体長1~2mm前後の比較的大きなダニで、全身が朱赤色です。 |
分布 | 日本全国で見られます。 |
被害 | 人や植物に直接的な被害はありませんが、大量発生し、コンクリートやブロック塀、洗濯物等に付着するため、不快の原因となります。 |
生態 | 5~6月ごろに発生し、梅雨が終われば自然にいなくなります。コケや藻類、花粉などを食べていると考えられています。決まった時期に大量発生するため、近年相談件数が増えてきています。 |